01 外国人技能実習生受入事業
技能実習生受入制度とは
外国人技能実習生受入れ事業は、我が国で開発され培われた技能、技術または知識の開発途上国等へ移転を図ることにより、その国の経済発展を担う人材を育てる「人づくり」を目的として創設された我が国の国際貢献のための制度です。
現行の基本法は、旧制度を改め、平成28年11月18日に成立、平成29年11月1日に施行された「外国人技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」です。
技能実習生受入れ事業の仕組み
外国人技能実習生が日本において実習実施者となる企業と雇用関係を結び、出身国において修得が困難な技能等の修得、習熟等を期間を定めて図るものです。
期間は最長5年(注:J&Cの受入れは5年)とされ、技能等の修得は技能実習計画に基づいて行われます。
送出し機関による技能実習生の選考方法
技能実習生は18歳以上の若者で心身ともに健康な人材を選考する。
採用選考の基本
1,採用選考の基本的な考え方
①応募者の基本的人権を尊重すること。
②応募者の適正能力のみを基準として行うこと。
2,公正な採用選考を行う基本
①応募者に広く門戸を開くこと。
②本人の持つ適正能力以外のことを採用の条件にしないこと。
2,主な選考方法
能力テスト(基本的な知識)、体力テスト(基礎体力の測定)、面接(親族の同意と技能実習生制度の理解度)、健康診断の実施。
能力テスト | 自立心や技能実習生職種の適正等 | |
体力テスト | 基礎体力の測定を実施 | |
健康診断 | 胸部X線(4万ボルト以上)の診断等 | |
面 接 | 家族の同意と技能実制度の理解度、日本についての知識、帰国後の復職計画等 |
技能実習生受入れQ&A | |
Q | 技能実習生の日本語能力は? |
A | 送出し国で約4か月間、日本語を中心とした事前講習を受講します。さらに、入国後も約1か 月、J&Cにおいて日本語等の講習を行いますので簡単な日本語の会話ができます。 |
Q | 入国後の講習は? |
A | J&Cの関連施設において約1か月間の入国後講習を座学により行います。 |
送出し機関とJ&Cとの連携
J&Cと送り出しに係る協定を結んだ海外の送出し機関が直接、技能実習生の募集、選考を行います。また、送出し機関が選考した候補者に対し、日本での技能実習に備え、来日前、4ヶ月間の日本語学習、日本の文化・習慣・労働慣行等の入国前講習を実施しています。